②歌詞の中で、講義に関係した部分
2節 L6～7 where rivers were just streams where chemicals hided 水質汚染
　　L8～9 a world where skies were stools for pollution 大気汚染
3節 L1 栄養、生活環境、肥満、豊かさ
　　L4 飢餓
5節 L7 高齢化、老人福祉
L10　　地球温暖化　
L15　　汚染物質
L16　　オゾン層破壊

２．Ｌ７からＬ８に関して
　　　河川での水質汚濁の指標は、pＨ，ＢＯＤ，ＳＳ，ＤＯ、大腸菌群が指標として扱われる。　ＢＯＤとは、水中の有機物が好気性微生物の働きにより最終分解物に変化するために使用される酸素量である。ＣＯＤは水中の有機物が化学的酸化剤の働きにより最終分解物に変化するために使用される酸素量である。ＢＯＤの測定が難しいときにCODは重要な指標となる。ＳＳとは、水中に浮遊する不溶性の懸濁物質のこと。ＤＯとは水中に溶存している酸素量のこと。

　　Ｌ９からＬ１０に関して
　　　大気汚染；大気中には人間の生活ならびに生産活動により多くの化学物質が放出される。その多くは燃焼により生じ、発生源にはボイラーや溶解炉などの固定発生源と自動車などの移動発生源がある。また粉砕や建築物の解体や崩壊、紫外線との光反応、土壌や水からの揮発、火山からの噴出などによっても大気は汚染される。

　　Ｌ２０
　　　肥満；遺伝的要因と食生活という文化や伝統など社会環境にかかわる要因により発症する。

　　Ｌ４８
　　　地球温暖化；地球を囲む大気層にある気体（二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなど）は可視光線を透過するが、赤外線を吸収し、地表に再放射する性質をもつ。この気体のことを温室効果ガスという。このため、地表温度は太陽から地球までの距離から単純に算出される温度に比べて、約３３℃も高い平均約１５℃に保たれている。この気体の存在により、地表付近の大気が暖められる事を温室効果とよぶ。

　　Ｌ５５
　　　オゾン層破壊；かつて冷蔵庫冷媒、洗浄剤、発砲剤などに広く使用されてきたクロロフルオロカーボン（ＣＦＣ，フロンの一種）が成層圏オゾン層を破壊することが明らかにされ、現在ＣＦＣを含むオゾン層破壊物質の生産および消費の段階的削減が行われている。オゾン層破壊物質は分子内に塩素又は臭素を含む化学的に安定した物質であり、これにはＣＦＣの他に、ハロン、四塩化炭素、１，１，１－トリクロロエタン、ヒドロクロロフルオロカーボン類、臭化メチルなどが含まれる。
　　　オゾン層は地球に降り注ぐ太陽光のうち有害な紫外線の大部分を吸収して地球の生物を保護している。

感想

世界では近年になって人口増加の割合も増え、人間の社会の問題や、環境の問題がよく提起されている。この歌詞に出ているように、①国によって経済的な裕福さなどもすごい差があること、②食糧問題では60億人を養う食料が必要で、分配が偏るため、豊かな国では飽食、貧しい国では飢餓が起こっている事、③発展途上国での破壊的な環境の人為的変化が進められている事（砂漠化、森林伐採）…などなど問題はいろいろある。貧しい社会基盤が整っていない国でもさまざまな問題があるが、裕福な社会においても、年少者の犯罪が過激な増えている事から、人間の心の問題も取り上げられている。いろいろな問題に取り囲まれているようで、なかなか自分と問題との直接の関係が見えないのが、実際の僕の持ってる印象である。自分の今の考えや、視野からは、見えてこないものがたくさんあるであろうから、せめて、普通に豊かな生活を送れていることのなかで、目の前の事を大切にしていかなくてはならないのだろう。そしてたぶん、世界の状況を知ろうと思えば、自分で自分なりにそれらも問題と関わっていこうという積極性がいるのだろう。社会に出る前に、社会と関わり合っておくことが大事だと思えた。